「本州へチェロの旅」、最後のコンサート(大震災チャリティ<
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コンサート前に震災遺構・中浜小学校へ見学に行き、その後、普門寺で1時間ぐらい練習しました。 この日も会場入りは開演1時間前。 やはり落ち着きません。 楽譜をそろえたり、譜面台を立てたり、CDをスーツケースから出したりしていると、お客さんが入場してきてステージで練習ができません。
演奏前に時間に余裕がないと、心にゆとりがなく、頭も心も散漫状態でいけません。 でも、これは自分の弱さなんです。 トシばかり取って、中味はスカスカ。 案の定、コンサート冒頭の「鳥の歌」で大きなミスをしてしまいました。 弱さ丸出しで情けないです。
嬉しい驚きは大崎市古川の弘法寺住職、大坪龍勝さんとの再会でした。 古川からお嬢さんと聴きにきてくださったのです。 コロナ禍となり、古川で毎年開催してくださっていたチャリティコンサートは、未だに再開できないでいます。
チェロを持ち運ぶため、小生が腰痛になる事をご存知の龍勝さん。 湿布が医師から処方されるだけでは足りないこともご存知なのです。 薬局で買ったら高いからと、湿布を沢山持ってきてくださいました。
そればかりか活動費に2万円。 お姉さんから預かってきた1万円。 応援してくださる方がたくさんおられる。 この活動は一人でやっているのではない。 多くの親切な仲間たちと、一緒に支援街道を歩んでいるんだ。
終演後、再び大きな喜びが。 支援活動を通じて友となった、福島県伊達市霊山小国にお住まいの、菅野昌信さんが来訪。 彼は福島市内に事務所を持つ1級建築士。 小生が福島に行き、夜、時間が空いていると、ご自宅に呼んでくださって、酒盛りを楽しむ間柄。 素敵なお嬢さんも仲間入りです。 しかし、酒を断った小生。 またの機会があったら、小生はノンアルコールビール、ノンアルコールワインで楽しもう。
6公演が終わり、札幌へ帰れるのが嬉しかったのに、皆さんと別れの時がくると、寂しくなりました。
空港へ向かう前に郵便局に寄り、スーツケースとダンボール箱に入れた荷物を家に送り、菊地さんの車で仙台空港へ向かいました。
つづく。
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660