3月11日の山元町は、昼間の暖かさから一転して、夜になると急激に気温が下がりました。 午前中、「みんなのとしょかん」で練習した時は、暖房は必要なく、窓を開けて練習したぐらいの暖かさでしたが。
小生が住む札幌の冬、マイナス気温の中を散歩するのは当たり前になっていて、気温が0℃の日は暖かく感じるのですが、この日の山元町の夜は11℃。 それがとても寒く感じたのは、昼間がとても暖かく、寒暖の差が大きかったからなのでしょう。
夜、野外法要のあと、その場所でチェロを弾いてほしいと言われ、小さな野外ステージまで作ってくださったのに、この寒さの中ではチェロの糸巻きが戻って弦がたるみ、駒が倒れてしまうのが心配でした。 駒が倒れてチェロの生命線でもある魂柱まで倒れてしまうと、自分では直せません。 修理工房行きです。 野外でのミニコンサートを楽しみにしていた町の人たちの気持ちを思うと、場所を「じいたんドーム」に変更を申し出ることは、心底申し訳ないと思いましたが、やむを得ませんでした。
※ 写真左、白い布で覆われているのが野外ステージ。
「じいたんドーム」へ行くと、人でいっぱいでした。 コロナに対する感染意識が薄れ、ソーシャルディスタンスなど、どこかへ飛んじゃっているようです。 感染者数は減少傾向ですが、死者は毎日です。 気を緩めずにマスク着用、手指の消毒など、続けなければいけないと思いました。
※ 「じいたんドーム」の中。 この会場が町の人たちとボランティア学生でいっぱいになり、立っている人もいらっしゃいました。
小生は、マスクを着用したまま、5曲だけ弾いて、オヒラキにしてもらいました。 菊地さんの車でホテルに着いたのは20:00頃。 夕食は用意してくださったノンアルコールビールと弁当で。 部屋でぼそぼそ食べました。
翌日12日は帰宅の日。 午前から午後にかけてJR常磐線で東京電力福島第一原発がある双葉町へ行き、町中をタクシー観光してから仙台空港へ向かうつもりです。
つづく。
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660