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<福島第一原発から26km 都路小学校へ>

「被災地への追悼巡礼ありがとうございます。 先生のチェロを子どもたちに聴かせたいのです。 ご来校いただけないでしょうか。」 先日、福島県田村市都路小学校の国分 洋 校長先生から電話がありました。 小生は、一もニもなく承諾しました。

都路小学校は、東京電力福島第一原発から26kmのところにあります。 震災後、古道小学校と岩井沢小学校が統合され、2017年4月1日に開校しました。 都路町は事故直後、町民全員に避難指示が出され、当時約3000人の町民が避難し、町には人っ子ひとりいなくなりました。 現在の人口は約2000人だそうです。

小生は、この町で2017年6月に公民館で、同年11月に峠の頂上付近の集会所のようなところで、翌日に都路小学校でチェロを弾きました。 統合・開校して7ヵ月の時でした。

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この時チェロを聴いてくれた児童は、2023年度になりすべて卒業しました。 校長先生が卒業前の6年生に聞くと、2017年当時1年生だったその子らは、小生の演奏を覚えているそうです。

時の流れは速いもの。 今年の訪問は、すべての児童と初対面です。

コンサートは11月3日に決まりました。 この日は全校児童の学習発表会の日。 成果発表のあとのステージでコンサートを行なうそうです。

高齢の身。 足が弱ってきたな。 厳しい冬の間でも、吹雪の日以外は毎日散歩を続けていましたが。 健康でも体力の低下は如何ともし難いです。 被災地への追悼巡礼、本州へのチェロの旅は、これが最後になるのかも知れません。 

             東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

                  (2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                               北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は501回を数え、震災後、東北には22回訪れ、被災地でのコンサートは111回に及ぶ。
(2024年3月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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