今月上旬、トイレ水洗化について、宮城県亘理郡山元町の菊地慎一郎さんからお便りを頂きました。
菊地さんは内装業、ペンキ屋さん。 この町のお坊さんらと先頭に立って町の復興のために頑張っておられます。
お顔の深い皺が震災で被災し、復興に向けてのご苦労を物語っているようで心が痛みます。
お手紙の1部をご紹介いたします。 トイレ水洗化支援のご理解とご協力をお願いいたします。
《・・・前略 トイレ水洗化という、とんでもなく嬉しいお話を頂き、恐縮しております。 そのトイレの件ですが、近くの設備工事店に行ったり、ゼネコンの設計部の知り合いに建屋の件で相談に行ったりと、少しずつですが進行中です。》
《仲間うちではレイアウトは勿論、どこまで建築に関われるか、コンプライアンスはどうか、完成後の維持管理をどうするかなど、前向きに真剣にみんなで議論しております。》
《具体的にどのくらいかかるかは、何とか今月中にはできると思います。》
《中略・・・ 基本的には一つの建物の中に、3個のスペースを設け、木造をベースに考えています。 設計もこれを基本にお願いしております。 何とか早く着工し完成するよう頑張ります。・・・後略》
「じいたん子ども基金」 がお手伝いをさせて頂いて完成した簡素な集会所の敷地内には、子どもにも大人にも利用され、町の人たちに愛されている、プレハブ小屋のような 「みんなのとしょかん」 があり、毎年3月11日にこの敷地内に町の大勢の人たちが集まってイベントを行なっています。
復興半ばで未だにご苦労の真っ最中の山元町の人たち。 広島県で土砂崩れ災害が起きたり、岡山県倉敷市真備町で豪雨災害が起きると、自分たちも助けてもらったんだからと、車に分乗してボランティア活動に出かける人たち。
集会所でコンサートを行なうと、自分たちも困っているのに募金をしてくださるオバサンたち。
小生は、この善良で心の優しい人たちのために、トイレの水洗化を実現してあげたいんです。 皆さま、どうか温かなご支援を賜りますようお願い申し上げます。
東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。
(2012年12月10日)
【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順
北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660
ご支援、よろしくお願い申し上げます。