<シアターZOOで、大震災チャリティ494>
- 2023/09/25
- 21:30
500回に また一歩前進だ。 東日本大震災復興支援チャリティコンサート<494>は、9月18日の午後、札幌市内の劇場で行われました。 北海道演劇財団所有の「シアターZOO」。 開催にあたり、財団が全面協力してくださいました。


何から何まで細やかに世話をして下さったのは、役者さんたち。 劇団「札幌座」の面々です。 チラシを作り、DMで宣伝し、先頭に立って協力して下さったのは、斎藤歩さん。 北海道の演劇界にはなくてはならない人。 リーダーであり「ビッグボス」だ。 役者であり演出家でもある。 脚本を書けば作曲もする。 21世紀のチャップリンだ。 天才の中の天才だ。
※ 開演前、小生にトーク用のピンマイクを付ける斎藤歩さん。 左は熊木志保さん、右、磯貝圭子さん。
住まいが同じ方向だからって拙宅⇔劇場間を送迎して下さったのは、札幌座の役者、若きホープ、熊木志保さん。 小生は、この人の舞台、数回観劇した。 明るいキャラクターで洗練された演技。 この人、将来は きっと北海道演劇界を背負って立つ役者になるな。 10月26日から31日まで「シアターZOO」で8公演、「札幌座 第61回公演・群来、春告魚と蜃気楼」。 彼女は、この芝居に出演する。 観に行くぞ。
小生は、歩さんのおかげで、札幌座(当時の名称はTPS)の舞台に「チェロを弾く役者」として、数10回、いや、100回ぐらい? 立たせてもらった。 出演したのは「銀河鉄道の夜」、「春のノクターン」、「秋のソナチネ」、「ペールギュント」、4本の芝居。 セリフを覚えるのが大変だったなぁ。 役者さんたち、ド素人の三文役者を、よくも面倒見てくれたもんだ。
公演は札幌だけじゃなく、北海道全域ほか、東京や沖縄、東北地方も。 韓国やサハリンの舞台にも立った。 歩さんも小生も吞兵衛だ。(小生、現在禁酒続行中) 芝居がはねると毎晩酒を酌み交わした。 楽しかったなぁ。
だから「シアターZOO」でチェロを弾くと、いろんな思いがこみ上げてくる。 何度も共演した磯貝圭子さんは歌も歌う名優で、サハリン公演では演出を務めた。 彼女も手伝ってくれた。 劇団を退団して別の人生を歩み始めた木村洋次さん、佐藤健一さんも駆けつけてくれた。
※ 小生の後方、左から佐藤健一さん、木村洋次さん、磯貝圭子さん。 劇場の控室で。
※ 小生の支援活動を応援して下さる、芝居が好きな山田さんも駆けつけてくださいました。
小生より年上で、我が国、ピアノ調理師界の大御所、多米 實さんは長時間費やして丁寧に調律してくださった。 なのに天下の多米さんは今回も調律代を受けとらない。 支援活動の継続、何かと大変でしょう、と、おっしゃって。
12年間で494回の大震災支援のチャリティコンサート。 東北被災地巡礼演奏の旅19回。 いろんなことがあったけど。 この活動をやっていて1番の収穫は、人の心の温かさ、優しさを実感したこと。
小生を支え、助けてくれた人たち。 小生を支える、ということは、被災者支援に繋がる。 ありがとうを100万回言ったって言い足りない。 小生の心の中は、ありがとうの輪がいっぱいで、はちきれそうだ。 人間社会に温かさや優しさが、もっともっと広がっていくといいな。
24名の聴衆から、「じいたん子ども基金」に、¥45,000をお預りしました。 ほか、活動費のご寄付も。 詳細は月末の「じいたん子ども基金 収支報告 9月分」でご報告させていただきます。 皆さまのご厚情に心より感謝申し上げます。 ありがとうございました。