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<大船渡 リアスオーケストラ>

岩手県南部の太平洋沿岸地域に所在する都市、大船渡。 平穏に暮らしていた人々を、大地震と大津波が襲い、そのため沿岸部の家屋は損壊・流失してしまいました。

東日本大震災で被災したその町に、弦楽器を主体にしたアマチュア オーケストラ、「リアス オーケストラ」が、2020年に誕生しました。 どん底から起ちあがった人々。 音楽の力が人々に勇気を与え、この町にオーケストラが生まれたのです。

東北地方の三陸海岸は、狭い湾が複雑に入り込んだリアス式海岸です。 沿岸部を走る第3セクターの三陸鉄道は釜石を起点にして、北方面は、「北リアス線(当時は1部がJR)」、南方面は「南リアス線」と呼んでいます。

東日本大震災の被災地で、最初に訪問した都市は大船渡でした。(2012年9月13日~) この時、三陸鉄道リアス線は全線が不通のままで、復旧の目途が立っていませんでした。 釜石から大船渡までの交通機関は代替えのバスもなく、大船渡市社会福祉協議会の職員が、釜石駅まで車で出迎えてくださいました。 釜石から大船渡までは、約1時間です。


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「リアスオーケストラ」は、ヴァイオリンが第1第2を合わせて26人、ヴィオラ、2人、チェロ、11人、コントラバス、1人。 少人数ですが管楽器も。

バランスがよくないですね。 ヴァイオリンから4名ぐらいヴィオラに転向し、チェロも数人コントラバスに転向すればバランス的にはベターになります。

ヴァイオリンの中には、舩渡洋子さんの遺品のヴァイオリンを使っている人がいるそうです。 洋子さんは、チェロだけではなく、ヴァイオリンや三味線も弾いていたそう。 余程音楽が好きで、いろんな楽器に興味を持った人だったんですね。 

リアスオーケストラは月に1度の練習ですが、その他は個人練習や少人数のアンサンブルで腕を磨きます。 総練習の時は、ヴァイオリニストで指揮活動も行なっている高橋宗芳氏が東京から指導に来るそうです。

発表会はこれまでに3回行いました。 市から補助金がでましたが、雀の涙ほどが2回出てオシマイ。 これじゃどうにもなりません。

大船渡はチェロを残して旅立った舩渡洋子さんが住んでいた町。 遺品のチェロを札幌で修理して使い始めて11年。 これも何かのご縁でしょうか。 「リアスオーケストラ」の応援団になりました。

                     つづく。

    東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

                   (2012年12月10日)

 【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 

                                

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は500回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2024年1月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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