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<11年前の大船渡 オケの誕生は夢のまた夢でしたが>

11年前から数回にわたり訪れた大船渡。 まさかこの町にオーケストラが誕生するとは夢にも思いませんでした。 このブログは、震災発生から間もない頃の「大船渡体験いろいろ」です。

※ 以下は大船渡に初訪問した時(2012年9月13日~)と、2度目の訪問時(同年11月下旬~12月初旬~)の写真です。 

札幌から花巻空港へ飛び、花巻から釜石線で釜石へ。 大船渡社協の職員の出迎えの車で大船渡の町に入ると、海に近い赤崎中学校と小学校は、壊滅的な被害を受けていました。 

小生は、2度目の訪問時、高台に建てられた、赤崎中学校の仮設校舎の体育館でチェロを弾きました。 その時、音楽の先生から ご要望があり、音楽の授業で使うリコーダーを全校生徒全員に、大正琴6台を「じいたん子ども基金」から贈りました。 校舎の3階にあったグランドピアノ以外、楽器はすべて津波で海に流されてしまったのです。


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※ 9月中旬から1週間と、11月下旬から1週間、赤崎町の大立仮設住宅のボランティア用の部屋に滞在し、市内に24ヵ所あった仮設住宅のうち、10数ヵ所の仮設住宅の集会所でチェロを弾き、仮設住民を励ましました。 クラビノーバで伴奏してくださったのは、鳥居はゆきさんです。 「後の入」仮設住宅で。
 

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※ 大船渡社協のご尽力で、保育園へ行きチェロを弾きました。


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※ 高台にある保育園ですが、津波は機関車の向こう側にある、金網のフェンスのすぐ下まで押し寄せてきたそうです。 園長先生と。 左は鳥居はゆきさん。


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※ 玄関ドアを開けると・・・


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※ チェロの演奏が終わると、子どもたち全員が、お礼に踊ったり、歌をうたってくれました。


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※ 学童保育でもチェロを弾きました。 シングルマザーの子どもたちは、学校帰りにここに寄り、夕食時にお母さんが迎えにくるまでここで過ごしています。 幼い子ども用の低い椅子しかないので、箱の上に分厚い座布団を4枚敷いてチェロを弾きました。 鳥居はゆきさんがクラビノーバで伴奏してくださいました。


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※ 何もかも失ってしまった被災者に、支援物資が届きました。 大立仮設住宅で。



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※ 支援物資を受けるため、並んで待つ仮設住民。


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※ この日の支援物資は、主に衣類でした。


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※ 震災から12年半。 復興住宅が建設され、他所へ移った人もいて、市内に仮設住宅はなくなりました。 そしてリアスオーケストラが活動を始めて3年。 ゆっくりでいい。 中学や高校の吹奏楽団と共演したりコツコツ活動を続けていけば、将来、被災地にプロの室内管弦楽団が誕生するかもしれません。

★ このブログにアップした写真は、全て11年前に撮影した写真です。

     東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

                   (2012年12月10日)

 【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660
      


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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は500回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2024年1月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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