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<年寄りの旅支度>

若い頃から不器用だった小生ですが。 それって、時が流れても解決しませんな。 未だに不器用なままです。 加えてやることが何から何まで遅くなりました。 何をやっても時間がかかる。 散歩に出れば歩くテンポはアンダンテ、(イタリア語、ゆっくりと。 歩行の速さと訳す人もいる)よりも遅いだろう。 

近づいてきた5泊6日4公演の「東北被災地巡礼のチェロの旅」。 旅支度が面倒だ。 まずメモ用紙を2枚。 持って行くものと、宅急便で送るものを書く。 

医師が処方した薬を忘れたら大変だ。 湿布薬を含めれば10種類もある。 持病の心房細動・不整脈が暴れだしたらコンサートどころではない。  

血圧にも要注意だ! 血圧が高いと血管の中に血栓ができることがある、と医師が言う。 それが脳にいったら脳梗塞だ! 命が助かったとしても、チェロは弾けなくなるだろう。 くわばらくわばら。

送るものは行き先が北海道内なら出発の2日前に、道外なら3日前にスーツケースに詰めてヤマト運輸に電話する。 

最初の宿泊先が福島県いわき市だった時、ヤマト運輸に出したスーツケースが行方不明になり、どこに行ったか、わからなくなったことがあったな。 ホテルに荷物が着いたのはチェックインした翌日の昼前だった。 こんなこともあるから、ヤマトさんには早めに電話しないと。 

年寄りは荷造りと電話だけで疲れてしまう。 だって電話に人が出ないんだ。 タクシーもバスも運転手不足だそう。 宅急便は受付業務も人不足か。 1のボタンを押せ、2のボタンを押せって、慣れるまではモタモタする。 わからなくてアタマに血が上るから疲れる。 だから練習前に荷造りはやらないことにしている。

今回の旅は毎日移動だ。 1都市に1泊したら次に移動する。 移動して演奏、また移動して演奏。 5泊6日だから長旅ではないが、こういう旅は大変だ。 練習する場所を あちこちにお願いしなきゃならんし。

考えること、やることがいっぱいある。 でも、これだけアタマを使えばボケることはなさそうだ。 頑張ろう! 


    東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

                   (2012年12月10日)

 【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は500回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2024年1月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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