記事一覧

<被災地巡礼チェロの旅 ① ”チェロが重いな”>

先日の東北被災地へのチェロの旅は、今年になって3回目の旅でした。 福島県と宮城県、5泊6日で4回のコンサート。 初回は福島県伊達市霊山町小国小学校で行いました。

出発は11月1日(水・祝)、新千歳空港発 13:05 AIR-DO 106便で仙台空港へ。

チェロの機内持ち込み手続きがあるので、出発時間の1時間前に空港のカウンターへ行かなければなりません。 前日、迎えのタクシーを予約しました。 拙宅に11:15。 この時間でも家を出るまでは慌ただしいです。 チェロの練習がありますからね。 45分を2回、間に30分休憩。 何をやってものろまのチェロ弾きだ。 早起きせにゃならん。

この日は移動だけで宿泊地は福島。 仙台までの飛行は順調でした。 仙台空港に到着したら先ずは腹ごしらえ。 機外に出てから空港内のレストラン街までがシンドイな。 チェロが重い。

頑張れ、頑張れ、と呟きながら我が身を励まし、蕎麦屋さんへ向かいました。 頑張った甲斐あってキツネ蕎麦が美味かった。

それからがまた大変だ。 仙台空港アクセス線のホームまで歩くのが。 ゆっくりゆっくり歩き、時々立ち止まって休む。 9,2kgのチェロを持つ86歳。

アクセス線は混んでいて、仙台駅まで約30分立ちっぱなしでした。 仙台からは新幹線で福島へ。 ホームに滑り込んできた新幹線の自由席は空席が多く、それを見た時は嬉しかった。
 
福島到着。 下車してからホテルまで歩くのが、またまたしんどかった。 ホテルは駅前なのに。 初日からこれじゃ、先が思いやられるな。 

いやいや、これでいいんだ。 シンドイからと言って、家でゴロゴロしていたんじゃ却って老け込むだろう。 長年きついこと、シンドイことにチャレンジしてきたんだ。 身体は動かした方がいい。 疲れるがね。 疲れるから今夜は福島のベッドでぐっすり眠れるだろう。

つづく。

     東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

                   (2012年12月10日)

 【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は499回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2023年11月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

カテゴリ