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<被災地巡礼チェロの旅 ④ 献身的に働く人々>

11月2日。 旅の2日目。 伊達市霊山町小国小学校の音楽室で感動のコンサートを終え、福島市内にある、「NPO法人 子どもたちのいのちを守る会 ふくしま」が主宰する子ども食堂、「小麦の家」と「菜たねの家」を訪れました。

そこではボランティアのお母さんや、ヘルパーさんらが忙しく働いていました。 母子家庭や父子家庭の恵まれない子どもたちや、身障者の居場所としても活用されているそうです。

助けを必要としている人のために、献身的に働く人々。 頭が下がります。 本当に偉い人というのは、こういう人たちのことをいうのでしょう。 また、「子ども脱被ばく裁判」の原告の女性からもお話を伺いました。

この日の宿泊は郡山。 代表の佐藤幸子さんが、車の中でお話ができるから、と、おっしゃって、宿泊先の郡山駅前ホテルまで送ってくださいました。

国道4号線を、福島から郡山へ向かいましたが、4号線は利用者が多いのでしょうか。 数ヶ所で渋滞があり、ホテルに着いた時はすっかり日が暮れていました。

チェックイン後、夕食には この日も福島の魚を、と思い、回転寿司屋さんを探しましたが、見当たりませんでした。 仕方なくコンビニでノンアルコールビールとサンドイッチに牛乳、翌朝の食事用におにぎりと漬物、麦茶を買いました。 支援活動をやっているんだ。 贅沢はいらない。

この日は演奏と移動。 疲れたな。 明日は、田村市の都路小学校でチェロを弾くんだ。 二度目だ、都路小学校で弾くのは。 郡山から都路小学校まで車で約1時間。 国分洋校長先生が6:45に迎えにきてくださる。 早寝早起き朝ごはんだ。 

疲れ果て、日本シリーズをテレビ観戦後、風呂に入る元気もなく、崩れるようにベッドに横になり眠りにつきました。

つづく。 

      東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

                   (2012年12月10日)

 【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

                                北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660

 

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は499回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2023年11月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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