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聴衆参加のコンサート

6月27日、山元町の 「じいたんドーム」 での<442>公演では、演奏の合間にお客さんから質問が出るなど、奏者と聴衆が一体となっためずらしいコンサートになりました。

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《G線上のアリアをチェロで弾く時は、どうしてG線だけで弾かないのですか?》

《弦は何でできているのですか?》

年配のご婦人からはこんなリクエストも。 《さくらさくらを弾いて》

小生は丁寧に説明し、リクエストにも応えましたが、高齢男性からのリクエスト、「おくりびと」 に応えることができず申し訳ない思いでした。

予定していた演奏が終わっても、 《もう一曲お願い》 が何度も続いたので、小生はクラシックの小品名曲や、日本歌曲、ジブリ曲などを次々に弾きました。

ようやく終演となり、チェロをケースに収め翌日の公演地、大崎市古川へ向かおうとしていると、一人のご婦人が駆けつけ、 《時間を間違えちゃったの。 一曲でいいから弾いて》 と頼まれたのですが、小生はできませんでした。

水道、ガスを引いた 「じいたんドーム」 、町の人たちに大切に使われています。

DSCN9962,                              「じいたんドーム」 には12月に再度訪れることをご婦人に約束をして納得していただきました。


コメント

No title

英順さん、北の住まい設計者ではとても素敵な チェロの音楽をお聴きして良い時間でした。

いろんなお話しを聞いて、とても勉強になりました。
8年が経ちそれでもなお皆さんが頑張っていることも知り、本当に伝えることは大切と感じています。

「さくら」を最後に弾いて下さり、皆さんが口ずさみながら終わる 
思い出に残りますね~。ありがとうございました。また美味しいお酒が頂けますように。そしてどうぞご自愛下さいませ。ありがとうございました。

今回のブログのお写真いいですね~いい笑顔です。

No title

ekoさん、東川町の森の中のコンサート、僕も大好きです。広いガラス張りの窓の外は美しい緑がいっぱい。
豊かな緑と音楽っていいなぁ。
来年も出演を約束してきましたよ。

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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