<山元町の水洗トイレ工事はどうなったかな・・>
- 2019/10/25
- 18:50
数日前に宮城県亘理郡山元町の菊地慎一郎さんから、トイレ水洗化建築経過についてのお手紙を頂きましたので、その1部をご紹介させていただきます。
《みんなのとしょかん敷地内で施工場所を確認し、来週明けには砂利を敷き、コンクリートを打設し基礎を作ります。 この部分はすべて私たちで施工します。》
山元町の 「みんなのとしょかん」
《何とか別紙見積もりの額より削っていく所存です。 今現在、私どもで50万円ぐらい集められる見通しが立っていますのでご報告致します。》
《台風19号で予期せぬ事態になりましたが、何とかトイレ建築を進めていく所存です。 先生はじめ、皆様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。》
《 「阿部建築」 からの別紙の建築見積ですが、今までの経験から出したものと思われ、もう少し減額できるかと思います。 電気、設備、建築、トータルで200万円ぐらいで仕上げることができうれば、と頑張る所存です。》
✩✩ お手紙によれば、山元町は、台風19号の被害はほとんどなかったそうですが、お隣の丸森町、角田市が阿武隈川流域であること、また山間部であるため、被害をまともに受けてしまったそうです。
菊地慎一郎さんは、被災した知人を助けようにも道路事情が悪く、10月20日になってやっと被災した知人宅にたどり着いたとのことです。 水浸しになった家具などを外に運び出す作業などを20日も21日も手伝い、22日も手伝いに行くそうです。
菊地さんは70歳代の高齢者。 被災した人たちが復旧に向けて助け合い、励まし合うお姿に、人々の心の美しさを感じ感動をおぼえます。
トイレ水洗化の建築面を引き受けた阿部建設は、施工した住宅が台風19号の被害を受け、その片づけはもちろんのこと、保険会社に提出するための多数の被害額査定見積もり作成など、大変な日々を送っているそうです。
そのためなのでしょう。 阿部建築からの上記の見積書は、ざっくりとしたものですが、菊地さんのお手紙ではこれより安くなるよう工夫して、総額で200万円ぐらいでおさめたいとのことです。
「じいたん子ども基金」 には、現在残高が¥1,654,242 (10月21日現在) があるので、実現に向けて光がさしてきたように感じています。
被災した人にしかわからない苦しみ、悲しみ。 その人たちに心を寄せながら支援活動を続けていても、体力の衰えを感じながら演奏することの難しさ。 自分との闘いによって被災者への思いやりが薄れそうになる自分を戒め、今後も身体が続く限りこの活動を続けていきたいと思います。