記事一覧

東日本大震災復興支援チャリティ 453 <30万円のご寄付・山元町トイレ建設工事便り 2>

大震災復興支援チャリティコンサート<453>は、11月4日の14:00から 「札幌市清田区里塚美しが丘地区センター」 で行われました。

DSCN0608.jpg 

ここに勤務する高田さん、寺尾さんらのご理解・ご協力の下に、 「美しが丘地区センター」 では毎年、東日本大震災復興支援のチャリティコンサートが開催されています。 (去年は北海道胆振東部地震被災地支援チャリティ) 

DSCN0615.jpg 

この日は鳥居はゆきさんがご出演くださるというので、主催者は88鍵のクラビノーバを準備してくださいました。

ピアノじゃなくても、質の高い鍵盤楽器が入ると、やっぱりいいなぁ。

DSCN0609.jpg 

彼女はチェロの伴奏だけでなく、ピアノ弾き語りで 「いのちの歌」 を歌い、小生は、それをそっと支えるようにオブリガートを奏で、60名のお客さまに喜ばれ大好評でした。

演奏の合間の被災地のお話は、宮城県亘理郡山元町の水洗トイレ建設支援のこれまでの経過と、現状を話しました。 終演後、一人の紳士が寄付をしたいと申し出てくださいましたので、 「じいたん子ども基金」 の振込先を記載した名刺を差し上げ、謝意を伝えました。

9月に始まった山元町の水洗トイレ建設基礎工事。

1573113511200.jpg 

本日、(11月18日)、柱等の 「墨だしほぞきり」の作業が始まり、今月27日に建て前 (上棟式) の予定だそうです。

1574050588204.jpg 

<453>の日にお預かりした募金¥33,907を翌日入金に行くと、マツモト ショウシュンさんから¥300,000のご寄付が 「じいたん子ども基金」 の口座に入金されていました。

これで基金の残高は¥2,153,972 (11月5日現在) になり、トイレ見積書の金額にあと一歩に近づいたので、山元町のみなさんを安心させてあげようと思い、すぐに電話で伝えました。

東北の復興支援活動を始めて8年8ヵ月。 人の心の痛みを自分の事として捉えることのできる人たち、思いやりの心を持った人たちに出会うたびに幸せを感じ、決して楽ではないこの活動で、精神的・肉体的疲労は避けられなくても、心にはほんのりと温かな燈火が灯り、慰められます。 

           東日本大震災復興支援のために 「じいたん子ども基金」を開設しました。

(2012年12月10日)

【東日本大震災支援 じいたん子ども基金】 代表 土田英順

北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660


ご支援、よろしくお願い申し上げます。


コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は486回を数え、震災後、東北には19回訪れ、被災地でのコンサートは101回に及ぶ。
(2023年4月末現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

カテゴリ