記事一覧

<被災地巡礼チェロの旅 ⑦ 募金箱に1万円札が6枚>

11月1日に家を出て、2日に福島県伊達市小国小学校で、3日、田村市都路小学校、4日、宮城県亘理郡亘理町の「虹色たんぽぽ・みんなの保健室」でコンサートを行い、5日は、大崎市古川で「被災地巡礼チェロの旅」、最後の公演日。 このコンサートは大震災チャリティ<498>です。 5日間、北海道から福島県、宮城県へ移動して頑張りました。朝、9:30に<498>の主催者、「大崎コミュニティカレッジ」のメンバー、弘法寺住職の大坪...

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<被災地巡礼チェロの旅 ⑥ 未だ癒えぬ心の傷>

11月4日、旅に出て4日目。 この日は宮城県亘理町で小さなコンサートがありました。 5泊6日4公演の旅。 毎日移動してコンサートを行う、ホテルは毎日変わる、こういう演奏旅行はきついんです。 宿泊した福島県新地町のホテルから車で15分ぐらい走ると、そこは宮城県山元町。 震災後、支援活動を通じて知り合い、今や親友となった山元町にお住まいの菊地慎一郎さんが、朝、車で迎えに来てくださいました。亘理町のコンサートは...

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<被災地巡礼チェロの旅 ⑤ 英順文庫>

11月3日。 札幌を出て3日目。 郡山から都路小学校へ。 国分洋校長先生が、朝6:45にホテルに迎えに来てくださいました。 校長先生のご実家は郡山。 都路町にお住まいの校長先生は、早朝のお迎えなので、前夜、ご実家にお泊りになられたそうです。国道288号線を、郡山駅前ホテルから都路へ。都路町の基幹産業は農業と酪農。 元々、この町は牛と馬の産地ですが、JA中心のプロジェクトとして、2028年までに肉牛3000頭を放牧する...

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<被災地巡礼チェロの旅 ④ 献身的に働く人々>

11月2日。 旅の2日目。 伊達市霊山町小国小学校の音楽室で感動のコンサートを終え、福島市内にある、「NPO法人 子どもたちのいのちを守る会 ふくしま」が主宰する子ども食堂、「小麦の家」と「菜たねの家」を訪れました。そこではボランティアのお母さんや、ヘルパーさんらが忙しく働いていました。 母子家庭や父子家庭の恵まれない子どもたちや、身障者の居場所としても活用されているそうです。助けを必要としている人のため...

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<今後のコンサートスケジュール>

★ 「被災地巡礼チェロの旅」を連載中ですが、新しい「今後のコンサートスケジュール」をご報告させていただきます。11月18日(土) 第499回 東日本大震災復興支援チャリティコンサート。        網走市文化交流センター エコーセンター2000。 11:00開演。    ピアノ、鳥居はゆきさん。       終演後、網走→斜里  知床ユネスコ協会主催チャリティコンサート。      斜里町公民館 ...

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プロフィール

土田英順

Author:土田英順
土田英順【つちだ えいじゅん】
音楽家・チェリスト。
日本フィル、新日本フィル、札幌交響楽団の首席チェロ奏者を歴任。
ボストン交響楽団およびボストンポップスでも演奏(1969〜1970)。現在ソリストとして活躍中。
全国各地、19都道府県での「東日本大震災復興支援チャリティ・コンサート」は499回を数え、震災後、東北には21回訪れ、被災地でのコンサートは105回に及ぶ。
(2023年11月現在)
被災地に滞在中、大津波の犠牲となった女性のチェロに出会い、持ち主のご遺族と友人たちの思いによってボロボロになったチェロを譲り受け、蘇らせた。
チェロの音色が天国に届く事を願いながら、今日(こんにち)も被災したチェロを奏でる。
2014年12月「第17回まちかどのフィランソロピスト賞(社会貢献)」受賞。
2015年10月「札幌芸術賞」受賞。
被災したチェロを使って録音した CD「祈り」発売。
音楽人生をまとめた著書「チェロ弾き英順 音楽の人生(たび)」出版。
第6回 全国新聞社出版協議会 ふるさと自費出版大賞において優秀賞受賞。
2017年11月 ソロプチミスト日本財団より「千嘉代子賞」受賞。
2019年10月 デビュー60周年記念チェロリサイタルを開催。
2022年4月 札幌ユネスコ協会初代広報大使に就任。

2012年12月「東日本大震災支援 じいたん子ども基金」開設。
基金は被災地の方々のために使われている。
【北洋銀行 札幌西支店 普通 5161660 口座名 東日本大震災支援 じいたん子ども基金 代表 土田英順】

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